痛風予防と運動 | 尿酸値を下げる運動と、逆効果となる激しい運動

痛風予防と運動 | 尿酸値を下げる運動と、逆効果となる激しい運動

痛風予防と運動 | 尿酸値を下げる運動と、逆効果となる激しい運動

一般に、運動は体を鍛え体型を整えるだけではなく、ストレスを発散させる効果もあり、健康に良いとされています。痛風患者にとっても、肥満を解消し、尿酸値を下げるため推奨されています。

しかし、運動の行い方によっては、尿酸値を下げるどころか上げてしまうこともあるため注意が必要です。今回は、痛風予防に効果的な運動と、行う際の注意点についてまとめます。

尿酸値を下げる適度な運動

痛風の治療を行う際、食事制限禁酒などと併せて指導されるのが、「適度な運動」です。痛風患者には内臓脂肪型肥満が多く、以前より痛風とメタボリックシンドロームとの関連性が指摘されています。適度な運動を行うことによって、肥満を解消し、尿酸値を下げ、痛風の予防に役立てていきましょう。

痛風予防に効果的な尿酸値を下げる運動

適度な運動」とは、ウォーキングやジョギングといった、比較的負荷の軽い有酸素運動を指します。ただし、同じ運動を行った場合にも、人によって感じる負担の度合いは異なります。

例えば、常に体を鍛えているアスリートならば、2、3㎞程度のジョギングでは全く問題ないでしょう。逆に、普段から運動不足の人にとっては、1㎞走るだけでも息があがってしまいます。

痛風患者には肥満が多く、運動不足の傾向があります。そういった人は自分の体力と相談しながら、息があがらない程度の負荷で20分以上継続できる運動を行うようにしましょう。

有酸素運動の例

  • ウォーキング(水中ウォーキング)
  • ジョギング
  • サイクリング・エアロバイク
  • 水泳
  • 踏み台昇降
  • ヨガ

逆効果となる激しい運動

痛風の予防には、運動であれば何でも良いというわけではありません。あまり知られていませんが、負担の大きすぎる激しい運動は尿酸値を上げる原因となります。これは、瞬発力を競うような無酸素運動を行うと、体内でATPという物質がエネルギーとして使われ、結果として多量の尿酸が生成されるためです。

痛風患者の多くは働き盛りの30代から40代男性です。普段運動不足気味の会社員などにとっては、若い頃と同じように運動をしようとすると過度な負担となり、逆効果になってしまう場合があるため注意が必要です。

有酸素運動を行う際の注意点

痛風の治療においては、尿酸の排出を促すため水分摂取量を多くするよう医師から指示を受けます。特に、運動を行う際にはしっかりと水分補給を行っておく必要があります。

痛風予防の運動を行う際の注意点

運動で汗をかくと血液中の水分が失われ、血液の濃度が高くなります。血液の濃度が高くなると、尿酸は固まりやすくなり、痛風の原因となる尿酸塩結晶が生成されるリスクが高まります。

そのため、運動の開始前や運動中、運動後には、意識して充分な水分補給を行うようにしましょう。運動強度が高いと感じる場合には、無理をせずに休憩をとり、軽めの運動に切り替えることも大切です。

まとめ

今回は、痛風予防に効果的な尿酸値を下げる運動と、逆効果となる激しい運動についてご紹介しました。

痛風患者はメタボリックシンドロームとの関連が深く、肥満を解消して尿酸値を下げるようにしていかないと、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を併発しやすくなります。

食事制限や節酒、生活習慣の改善等と併せて適度な運動を行い、痛風の予防に役立てていきましょう。