痛風に悪い食べ物 | 尿酸値が高い人が食べてはいけないもの

痛風に悪い食べ物 | 尿酸値が高い人が食べてはいけないもの

痛風に悪い食べ物 | 尿酸値が高い人が食べてはいけないもの

会社員のAさんは、30才の若さで痛風発作にみまわれてしまいました。仕事の帰りに毎日のように居酒屋で焼肉を食べながらビールを飲んでいたのが良くなかったそうです。

焼肉(特にレバー)やビールは、プリン体が多いといわれています。プリン体含有量の多い食品は「痛風に悪い食べ物」だと、どこかで聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。

今回は、尿酸値が高い人が食べてはいけないものについて考えてみましょう。

プリン体だけで判断しない

プリン体とは、細胞の核酸を構成している物質の1つで、尿酸を生成する際の原料となるものです。プリン体は動植物の体を構成している細胞にもともとある物質なので、私たちの体や、ほぼ全ての食品にも含まれています。

尿酸のもとになるプリン体の約80%は、実は私たちの体の中で作られています。食事によって体に入るプリン体は通常20%程度に過ぎず、しかもほとんどが腸で分解されてしまうことが分かっています。

痛風に悪い食べ物・食べてはいけないもの

かつてプリン体の多い食品は「痛風に悪い食べ物」として、痛風患者は厳しく制限されていました。しかし、プリン体が多く含まれる食品を食べてはいけないものとして厳しく制限しても、尿酸値を1.0mg/dl程度しか下げないということが分かり、近年では以前ほど神経質にならないで良いことになっています。

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プリン体の1日の摂取量

とはいえ、前述のAさんのように過剰摂取にならないよう気をつけなければなりません。尿酸値が高い人のプリン体の摂取量は、1日400mgを超えないことが目安とされています。

プリン体が100gあたりに200mg以上含まれている食品を、「高プリン体食品」といいます。プリン体は旨み成分と重なっているため、肉や魚、内蔵、出汁のもとになる食品、珍味といわれるアン肝やカニみそなどに多く含まれています。

尿酸値が高い人が、これらの食品を「痛風に悪い食べ物だから食べてはいけない」と考えて全て避けようすると、食事の選択肢が大幅に狭まり、むしろ栄養が偏ってしまう危険もあります。プリン体の多い食べ物は、「大量に摂り過ぎない」ということに気をつけて、上手に食事の内容を考えていくことが大切です。

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ビールなどのアルコール飲料

痛風に悪い食べ物(飲み物)として、ビールもよく挙げられています。確かにビールはアルコールの中で最もプリン体を多く含んでおり、「プリン体0のビール」が販売されているほどです。

とはいえ、普通のビールに含まれるプリン体の量は350mlの缶ビール1本で約25mgほどです。350mlの缶ビールを10本飲んでも250ml程度です。例えば、鶏レバーを100g食べて300mg以上のプリン体を摂ることと比べると、それほど多い量とはいえません。

痛風に悪いビールなどのアルコール飲料

それでは、なぜビールがこれほどやり玉に挙げられているのでしょうか?

実はビールに限らずアルコール自体に、尿酸の生成を促して尿酸値を上昇させる作用があります。また、アルコールの摂取は中性脂肪を増やすため、尿酸値が高い人に多くみられる内臓脂肪型肥満の原因にもなるのです。

ただでさえ尿酸値を高めるアルコールの中で、特にビールはプリン体が多いために「痛風に悪いイメージ」がついています。ビールを大量に飲みながら高プリン体食品を食べることが、痛風への最短コースといわれる所以です。

高尿酸血症や痛風を予防するには、アルコールを控えることが大切です。1日にビールなら500ml、日本酒は1合、ワインはグラス2杯ほどを目安にし、週に2日は休肝日をつくることをお勧めします。

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カロリー制限と運動

近年ではプリン体だけを基準にして痛風に悪い食べ物を判断するのではなく、むしろ全体的なカロリー摂取量を制限していく考えが主流になってきています。実際に、痛風患者は肥満の割合が高く、メタボリックシンドロームとの関連性が以前より指摘されています。

こうした点を踏まえ、プリン体の多い食べ物や飲酒の量を抑えることと併せて、カロリーの高い食べ物や過食を避け、日頃から適度な運動を行うことを心がけていくことが大切です。