痛風結節・痛風腎・尿路結石 | 尿酸値が高い人に起こる症状

痛風結節・痛風腎・尿路結石 | 尿酸値が高い人に起こる症状

痛風結節・痛風腎・尿路結石 | 尿酸値が高い人に起こる症状

尿酸値が高い人に起こる症状といえば「痛風」が有名ですが、その他にも様々な症状が現れることがあります。

今回は、痛風の症状と、痛風結節・痛風腎・尿路結石についてまとめます。

痛風

痛風は、関節内に蓄積した尿酸ナトリウム結晶が引き起こす急性関節炎です。

痛風では激しい痛みばかりが注目されがちですが、その背景には尿酸値が高い状態(高尿酸血症)があります。高尿酸血症は特に男性に多くみられ、成人男性の25%程が罹患し、年齢別では30~40代が最も多いとされます。

高尿酸血症を放置していると、痛風発作だけでなく、他の様々な合併症につながることもあるため注意が必要です。

尿酸値が高い人に起こる症状

次に、尿酸値が高い人に起こる症状にはどのようなものがあるかについて説明します。

痛風患者や尿酸値が高い人に起こる症状

1.初期症状

痛風の代表的な初期症状である急性関節炎は「痛風発作」と呼ばれます。最初の痛風発作のほとんどが足の付け根(第1中足趾節関節)に発症し、突然激しい痛みに襲われます。

痛みや腫れは24時間程でピークに達し、歩行が困難になります。その後、7日~14日で軽快し、次の発作まで全く症状はありません。

2.慢性期の症状

痛風結節(つうふうけっせつ)

痛風結節は、間接や軟骨の周辺に尿酸塩が沈着することによって皮下に生じる肉芽組織です。

発症部位は、耳たぶ、くるぶし、アキレス腱、手など様々で、通常痛みはありません。痛風結節を発症する人はまれですが、放置しているとだんだん大きくなり、関節が曲がらなくなることもあります。

痛風腎(つうふうじん)

痛風腎とは、体内の尿酸が腎臓組織に沈着して、腎臓の機能が低下する病気です。

自覚症状が現れにくいため、静かに進行していくことが多く、排尿で正常に老廃物が排泄できない「尿毒症」になることもあります。
尿酸値が高い人に起こる痛風腎の症状

尿路結石(にょうろけっせき)

尿路結石とは、尿中に溶けきれなくなった尿酸が結晶化して、尿路に石状の塊ができる症状です。痛風患者の2~3割に発症し、疼痛・血尿・排尿異常などの症状が現れます

高尿酸血症の患者には酸性尿(pH6.0未満)の人が多いですが、酸性尿は尿酸が溶けにくく結晶化しやすいため、尿路結石ができやすくなります。

高尿酸血症の改善を

上述した症状は、いずれも血清尿酸値の高い状態が続くことが原因となって発症します。尿酸値が高い場合には、痛風発作が現れないからといって放置せず、早めに対策をとることが大切です。

また、尿酸血の上昇に伴ってメタボリックシンドロームの頻度が増加することや、痛風患者は糖尿病、高血圧、脂質異常症の発生頻度が高くなることも指摘されていますので、他の合併症にも十分注意しなければなりません。


高尿酸血症の治療においては、生活指導として下記ような事項に取り組み、生活習慣病としての改善を図る必要があります。

  • 生活習慣の改善…食事、飲酒の制限
  • 適度な運動…ウォーキングなどの有酸素運動
  • ストレスの軽減…気分転換やリラックスする時間を設ける 等

その他、尿をアルカリ性に保つための尿路管理(薬剤や食べ物によるアルカリ化)や十分な水分摂取、必要に応じて薬物治療を行うことで改善に取り組むことになります。