痛風の症状 | 尿酸値の上昇、痛風発作、腎臓の機能低下

痛風の症状 | 尿酸値の上昇、痛風発作、腎臓の機能低下

痛風の症状 | 尿酸値の上昇、痛風発作、腎臓の機能低下

痛風というと、「足の親指の付け根が痛い」という症状を真っ先に連想しますが、その他にも様々な影響が表れることがあります。

今回は、痛風の症状について、具体的な例を取り上げながらみていきます。

尿酸値の値

健康診断などで痛風の可能性があるとされる場合に、目安となる数値が「尿酸値」です。

1デシリットルあたりの尿酸の数値が7.0を超えると痛風が疑われます。これは、尿検査ではなく、血液中に含まれる血清尿酸値として調べられ、健康診断の血液検査の項目の「尿酸」や「UA」、「UR」といった項目でチェックする事が出来ます。

尿酸値の検査方法

発作前の症状

痛風は、痛みで歩けなくなったり、時には救急車を呼ぶほどの強い痛みを起こす発作が特徴ですが、発作前にも前兆症状が現れることがあります。多くの場合、足の指が患部となります。

  • 足がチクチクと痛む
  • 時折ズキッと痛みが走る
  • 足が重だるい
  • 足に違和感がある(ムズムズ感/ピリピリ感など)
  • 足に締め付け感を感じる
  • 熱っぽく、腫れた感覚がある

個人差はありますが、発作が起こるおおよそ6時間~12時間ほど前に感じることが多いようです。

痛風発作の症状

痛風発作時の症状の特徴を見ていきましょう。

  • 下肢関節(主に足の親指)の痛み
  • 患部の腫れ
  • 患部の赤み
  • 患部の熱感

発作というのは炎症が起きている状況ですので、患部の腫れに加えて強く激しい痛みを伴います。

足を動かすことはもちろん、布団や衣類などが触れるだけでも患部に強い痛みが走ります。その為、靴下はもちろん靴などを履くこともできず、仕事など外出が難しい状況となります。

また痛風発作が起こる時間帯にも特徴があり、夜中から明け方にかけて起こることが多いのも特徴です。寝ていると突然の強い痛みで目が覚め、そのまま救急車を呼ぶという人も少なくありません。

発作の期間と頻度

痛みが激しい痛風ですが、発作が長期間に渡るという事はありません。また、初期段階の場合には、痛風発作の頻度も多くはありません。

まず、痛風発作の期間ですが、通常、激しい痛みのピークは24時間程度です。ただ、そこからすぐに痛みが引くわけではなく、痛みの程度は弱くなりながら徐々に引いていきます。

痛風発作が続くピーク時間

早い人だと2~3日もすれば痛みが引き始め、1週間程度で日常生活に支障をきたすことはなくなります。痛風の激しい発作も半年に1回、もしくは1年に1回程度のものとなるため、発作時のみ病院に行き、その後は放置してしまう人も多いのです。

痛風の進行

痛風の発作が一時的なものであるが故、そのまま放置して食生活などを改善しない状態が続くと、気づかないうちに症状は進行して行きます

症状の進行に伴い、発作は痛みの強さは増し、身体にも大きな負担を与えます。関節部分の損傷、変形などが起こりはじめ、発作が起こる頻度も段々と増してきます。

また、長期間放置すると、耳たぶやひじといった体の様々な箇所に、痛風結節(皮下組織に尿酸トリウムの結晶が沈着したコブ状のできもの)ができることがあります。痛風結節ができる患者の割合自体は多くはありませんが、痛風結節を放置してしまうと、患部の変形、破壊、患部の運動が不自由になるなどの症状につながります。

最も注意すべきなのは、尿酸の排出を行っている腎臓の機能低下です。尿酸値が高いまま放置していると、尿酸結晶が腎臓に沈着して痛風腎になり、尿路結石による激しい痛みや血尿などの症状が現れることもあります。

まとめ

痛風の症状は、「喉元過ぎれば…」的な感覚で捉える方が多いですが、放置すると確実に進行していきます。悪化すると生活に深刻な支障をきたすこともありますので、早期にしっかりと対策をとることが大切です。