尿酸値を下げる方法 | 食事・生活習慣の改善
痛風を引き起こす原因となるのが尿酸値の上昇です。痛風を予防するためにも、尿酸値が気になる人は、日頃から意識して対策を取り入れることが大切です。
今回は、食事・生活習慣の改善による「尿酸値を下げる方法」についてご紹介します。
食事を見直す
尿酸値を下げる方法として最も手っ取り早いのは食事の見直しです。食品には、尿酸の原料となる「プリン体」の多いものと少ないものがあります。

とはいえ、食事を全てプリン体基準で選んでしまうと、栄養が偏ったり、必要な栄養素が不足してしまいます。全体のバランスを考えながら、プリン体の特に多い食品やアルコールを避け、食べ過ぎないよう心がけることが大切です。
こうした毎日の食事の改善が、尿酸値を下げる上で真っ先に取り組むべき事項になります。
水分を多めにとる
次に取り組むべき尿酸値を下げる方法は、水分を多めにとり、尿酸を体外に排出しやすくすることです。
食事による尿酸値の上昇は抑えられたとしても、身体の中では代謝などによって日々尿酸が生成されています。体内に尿酸が蓄積しないよう、不要なものは適切に排出されるようにしなければなりません。
尿酸は尿と一緒に体外に出されますので、水分補給をしっかりと行い、排出されやすくすることが大切です。
自分では十分に水分を取っていると思っていても、量が不足していることも多くあります。まずは1日2リットルを目標に水分をとるようにしましょう。ジュースなどの糖分が多すぎるものは避け、極力、水や麦茶などを飲むようにしましょう。
適度な運動を行う
尿酸値を下げる方法として、適度な運動を行うことが有効です。
激しい運動は筋肉トレーニングなどは逆効果ですが、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は尿酸の排出を促してくれます。いつも電車で利用している駅を1駅早く降りて歩くなど、日々の生活の中でも身体を動かす習慣を心がけましょう。
また、運動によって汗をかき、体内の水分が減少すると尿酸値が急上昇することがあります。運動を行う際はしっかりと水分補給を行うよう注意が必要です。
クエン酸の摂取
レモンや梅干しなどに含まれる「クエン酸」は、尿酸値を下げる効果があるとされています。
クエン酸は体内で分解されるとアルカリ性になるため、それにより尿がアルカリ化すると、尿酸が尿に溶けやすくなって体外に排出されやすくなります。
「習慣化」が大切
今回は、痛風の原因となる尿酸値を下げる方法についてご紹介しました。
これらは思いついた時に単発的に行っても意味がありません。尿酸値が気になる人は、日頃から意識して習慣化しておくことが何より大切です。