尿酸値とは | 尿酸値が高い原因と正常値の範囲

尿酸値とは 尿酸値が高い原因と正常値の範囲

尿酸値とは | 尿酸値が高い原因と正常値の範囲

「尿酸値が高いと痛風になりやすい」というのは有名な話ですが、そもそも尿酸値というのは何の数値で、どのくらいの範囲が正常値なのでしょうか?

今回は尿酸値に関する基本的な知識についてまとめます。

尿酸とは

「尿酸」とは、プリン体が肝臓で分解された際にできる老廃物です。

尿酸は恒常的に私たちの体内に常に存在している物質であり、「尿酸イコール悪者」という訳ではありません。体の中で作り出される量と体の外に排出されるバランスが重要となるのです。

尿酸値とは

「尿酸値」とは、血液中に含まれる尿酸の量を表した数値のことです。(血清尿酸値、血中尿酸値等とも呼ばれます)。尿酸値というと、尿検査をイメージしがちですが、血液検査によって調べます。

エストロゲンなどの女性ホルモンには尿酸値を下げる働きがあるため、通常、男性よりも女性の方が数値は低くなります

尿酸の作られ方

体内での尿酸の生成には次の3パターンがあります。

尿酸値が高い原因と正常値

1)新陳代謝

まず1つ目は「新陳代謝によるもの」です。

私たちの体は常に新陳代謝を繰り返し、古い細胞が死に新しい細胞が生まれています。そして、その古い細胞が死んでいく時に老廃物としてプリン体が放出され、それが分解される際に尿酸が生成されます。

2)エネルギー消費

2つ目は運動などでの「エネルギー消費によるもの」です。

運動といっても軽度なウォーキングなどではなく、体に大きな負荷を与える無酸素運動が主です。それらの運動を行う際には、エネルギー源として体内の化合物「ATP」が使われます。この過程で「ATP」が分解されることによりプリン体が生成され、尿酸になるものが増加します。

3)食品の摂取

3つめは「食品の摂取よるもの」です。

レバーなどのプリン体を多く含む食品を摂取していると、生成される尿酸の量も増加します。また、プリン体だけではなく、アルコール飲料にも尿酸を増加させる働きがあります。

尿酸値が高い場合に真っ先に改善を求められるのがこの「食事」です。私たちが食事からとることによって増減する割合は全体の約20%程度ではありますが、コントロールしやすい部分のため、特に意識して改善に取り組む必要があります。

尿酸値の正常値

血液中の尿酸の濃度を表す尿酸値は、どのぐらいの数値が正常値なのでしょうか?

男性と女性ではその基準値が異なります。健康診断などの結果報告書に記載されているのは、男性であれば3.8~7.5mg/dL女性の場合は、2.4~5.8mg/dLの数値に抑えるべきと記載されています。

ただし、高尿酸血症の基準とされるのは7.0mg/dLですから、上記の健康診断の数値は参考程度に留めておくべきです。

尿酸値の検査方法は、病院での検査の他、自宅で郵送で行う専用のキットが販売されています。

まとめ

今回は、尿酸値とはどのようなものかについて紹介しました。

尿酸値は7.0mg/dLを超えると血中の尿酸が結晶化しやすく、痛風を引き起こす可能性が高くなります。

一方で、尿酸値が低すぎるのも良くありません低尿酸血症)。腎臓機能を低下させ、尿路結石を引き起こすリスクが高まりますので、こちらも注意するようにしましょう。