若い頃から尿酸値が高く痛風に | 食事制限・フェブリクでの投薬治療

若い頃から尿酸値が高く痛風に | 食事制限・フェブリクでの投薬治療

若い頃から尿酸値が高く痛風に | 食事制限・フェブリクでの投薬治療

 K.Kさん(男性)、40代、自営業 

20歳代から高尿酸血症に悩まされる

私が痛風を発症したのは40歳代の前半で、3年前になります。元々20代の頃から尿酸値が高く、健康診断では高尿酸血症と常に診断されている状態でした。しかし、薬を飲んだりすることはなるべく避けたかったため、ビールはほとんど飲まず、食事も野菜、海藻などが中心でした。

ところが、元来、無類の日本酒好き。お酒のおつまみも体には良いものばかりではありません。お酒のアルコールが徐々に腎臓を蝕んでいたのかもしれません。体の新陳代謝などの衰えも自覚していました。また、前職の会社を辞めるまでのストレスがかなり溜まったりしていたので、その頃は暴飲暴食も目立っていました。アルコールや生活習慣、過度のストレスなど蓄積された要因が許容量を超え、40代で一気に爆発したのだと思います。

最初は左足の親指の痛みから

きっかけは左足の親指の付け根の痛みでした。現在の仕事は、夏場は特に屋外で働くことが多くあります。その日も蒸し暑い日に走り回り、少々脱水症状気味に陥りました。その日の夜から左足の親指に痛みが走ります。大きく腫れてはいないのですが、親指の内部からズキズキと痛む状況。

仕事中、アップダウンのある場所を足りまわっていたので、はずみで痛めたのかと思い、湿布を貼り翌日の仕事に挑みました。しかし、徐々に痛みは増していき、どうしても痛みに耐えられなくなったので、仕事を中断し近くの整形外科へ。最初はレントゲン撮影を行いましたが、骨が折れている訳ではないので、お医者さんには「断定はできないが、痛風の可能性もある」と診断されました。

その時は、痛み止めの薬と湿布をいただいて帰りました。痛み止めの効果と、仕事も休み休みこなしたおかげか、約1週間で痛みも治まりました。噂に聞いていたよりも症状が軽く、自分では「これは痛風じゃないかもしれない」と甘く見ていました。

左足に金づちで殴られたような激痛

痛みも忘れた約4か月後、突然、その痛みはやってきました。前日はかなりお酒を飲んでいたので、ほとんど倒れこむように就寝したのですが、翌朝、急に左足親指の付け根を中心に激痛が走りました。これまで経験したことのない痛みです。まるで親指に金づちで釘を打ちつけられたような感じです。左足親指は赤く腫れあがり、痛みに弱い私は涙を流しながら転げ回りました。

自宅のトイレに行くのにも床を這っていく状態です。「これは本当に痛風かもしれない」と自分でも感じるようになりました。とにかく病院に行くしかない。幸い、歩いて5分ほどの距離に整形外科があるので、痛み止めを呑んだ後に向かうことに。患部の足を地面につくこともできず、壁伝いに歩くのがやっとで、周りの好奇の目を受けながら30分くらいかけて病院行きました。

今考えると、近場でもタクシーを呼べばよかったのですが、正常な判断ができないほどの激痛に体も心も支配されていました。病院ではやはり痛風の可能性が高いということで、採血を行い、痛み止めを処方されその日は帰宅。翌日に正式に痛風と診断されました。

尿酸値は基準値以下でも痛風と診断。投薬治療が始まる

採血の結果、尿酸値は6.8とそれほど高くなかったのですが、「昔から尿酸値が高い状態が続いていた人はその位でも発症する可能性がある」と言われました。痛風の治療は「完治」を目指すというより、投薬等で尿酸値を低くコントロールすることが目的となります。私が処方されたのは、その時期の新薬である「フェブリク」でした。それ以前の痛風治療薬は毎日、朝昼晩3回飲むものだったものが、この新薬は朝1回で済むものです。

痛風の辛いところは、ほぼ一生、薬を飲み続けることです。1日1回とはいえ、薬の副作用は必ずあるので、体への影響は心配です。そして食事制限もやはり辛い。大好きだったウニやイクラ、白子などの魚卵系、カニ、エビなどの甲殻類などはプリン体が多く含まれるので、食べ過ぎは注意が必要。

ですが、プリン体を含む食べ物は気にしだすとキリがありません。食事の知識を一応頭に入れた上で、バランスの良い食生活を心がけるのが一番だと思います。また、痛風にはモズクやウコンなどが良いと言われるので、なるべく摂取するようにしています。

お医者さんには1日に2リットルほどの水を飲んで、排尿を多くするよう言われていますので、実践しています。とにかく、一生付き合うことになる病気です。あの痛みは二度と経験したくないので、ストレスをためないよう注意しながら、改善に取り組んでいきたいと思います。