尿酸値が高い人に多い病気(糖尿病・高血圧・高脂血症 等)

尿酸値が高い人に多い病気(糖尿病・高血圧・高脂血症 等)

尿酸値が高い人の病気(糖尿病・高血圧・高脂血症 等)

尿酸値が高いと痛風になりやすいだけでなく、その他にも様々な病気を誘発してしまう危険性があります。

今回は、尿酸値が高いことに関連する病気についてご紹介します。

尿酸値が高い人に多い病気

尿酸値が高い人は、痛風だけでなく様々な病気を引き起こしやすくなります。

例えば、尿酸値が高い人というのは食生活に問題がある人が多く、カロリーの高い食べ物やアルコールを好んで摂取する傾向があります。

尿酸値が高い人に多い病気

このような食生活を続けていると、肥満へとつながり、コレステロール過多による動脈硬化を引き起こしやすくなります。

また、肥満の度合いが進行すると、食事による血糖のコントロールができなくなってしまい、糖尿病にも繋がる可能性もあります。その糖尿病が重度になると、今度は腎臓の機能にも障害が起こり、体内の老廃物を排出する機能が低下してしまいます。

生活習慣病には、「食生活の乱れ」「ストレス」「運動不足」といった共通した原因を持っていることが多いのです。上記に挙げた例の他にも、尿酸値が高い人が発症しやすい様々な病気があります。

高血圧

痛風患者の30~70%もの人が併発するといわれるのが高血圧です。

これは、血中の尿酸の量が多くなって血管内に沈着してしまい、血液の流れが悪くなることが影響しています。また、上述したような、食生活などによる肥満体質も痛風と共通の原因としてあげられます。

血圧が高いと血管や心臓にも大きな負担を与えてしまうため、治療として血圧を下げる降圧剤が使用されます。この降圧剤を使用した際には、副作用の1つとして尿酸値が高くなる場合があるので注意が必要です。

脂質異常症(高脂血症)

以前は「高脂血症」と呼ばれていた脂質異常症も高尿酸血症と併発しやすい病気の1つです。

尿酸値が高い人の脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは、血液中の脂質が過剰もしくは不足する症状です。

原因として、血液内の善玉コレステロール「HDLコレステロール」が減少してしまうことの他、悪玉コレステロール「LDLコレステロール」や、中性脂肪である「トリグリセライド」が増えてしまうことがあげられます。

脂質異常症は、主に食生活や生活習慣・ストレスなどが原因で引き起こされる病気であり、尿酸値が高くなる原因と同様の要素を抱えているといえます。また、中性脂肪が増えることで、体内での尿酸の産出量が促されることも、高尿酸血症との併発に影響しています。

尿路結石

痛風患者の内、約10~30%の患者が併発する病気とされているのが尿路結石です。

尿路結石も痛風同様、「食生活の欧米化」が大きな要因とされる生活習慣病の1つであり、尿が排泄される通り道である尿道や尿管、膀胱、腎杯や腎盂のいずれかで結石が発生します。

結石には成分によりいくつか種類がありますが、尿酸の結晶によるものを尿酸結石といいます。結石は、体内で作られる尿酸の量が増え、尿酸が腎臓機能の低下などによって効率的に排出されずに溜まってしまい、結晶化することが原因で起こります。

腎不全

尿酸値が高い人に多い病気として、「腎不全」をはじめとする腎障害があげられます。

尿酸値が高い人の腎不全

私たちの身体は、体内の尿酸の量を一定に保つため、尿酸の生成と同時に、不要なものを尿から排出しています。

しかし、血中の尿酸量が増えると腎臓での処理が追いつかなくなり、尿酸が体外に排出されにくくなってしまいます。この状態が続くと、尿酸の結晶が腎臓内に沈着するいわゆる「痛風腎」や、「慢性腎不全」につながることがあります。

まとめ

今回は、尿酸値が高いことに関連する病気についてご紹介しました。

高尿酸血症が長期間続くと様々な病気を誘発する可能性があり、実際に、痛風患者はそうした生活習慣病を併発しやすい傾向にあります。

尿酸値が気になる人は、生活習慣を見直すなどして、日頃から尿酸値をコントロールするよう心がけていきましょう。