煮干し・しらす・鰹節・するめ・干し椎茸のプリン体 | 干物と痛風

煮干し・しらす・鰹節・するめ・干し椎茸のプリン体 | 干物と痛風

煮干し・しらす・鰹節・するめ・干し椎茸のプリン体 | 干物と痛風

痛風や高尿酸血症になると、プリン体の多い食べ物の食べ過ぎに注意しなければなりません。特に、レバーなどの内蔵類にはプリン体が多く含まれていることが知られていますが、干物にもプリン体は多く含まれているものが多くあります。

今回は、煮干し・しらす・鰹節・するめ・干し椎茸などの「干物」のプリン体について解説します。

プリン体摂取量の目安

痛風を起こす原因は、血液中の尿酸値が高い「高尿酸血症」です。尿酸はプリン体が分解してできる老廃物なので、痛風になると尿酸の元になるプリン体を摂り過ぎないようにしないといけません。

痛風・高尿酸血症患者のプリン体の摂取量の目安

プリン体は、細胞の核を構成する物質なので、ほとんどの食品に含まれており、プリン体の摂取をゼロにすることはできません。また、プリン体は体の中で生成される量が食事で摂る量よりも多いので、食事によるプリン体の影響はそれほど大きくないことが分かっています。

それでも、毎日のようにプリン体の多い食品を食べ続けると尿酸値が高くなるため、ほどほどに控えなければなりません。痛風を発症した人や高尿酸血症の人は1日400mg以下にプリン体の摂取量を抑えることが、目安とされています。

干物のプリン体

プリン体は旨み成分を含んでいるので、旨み成分の多い食品にはプリン体が多く含まれています。干物の中でも、出汁をとる時に使う煮干し、鰹節、干し椎茸は、重さに対してのプリン体含有量が多い食品です。プリン体は水に溶けやすい性質があるので、煮干しや鰹節に含まれるプリン体は出汁の中に含まれることになります。

干物のプリン体含有量は以下のとおりです。

  • 煮干し       746.1mg/100g
  • 鰹節        493.3mg/100g
  • しらす       471.5mg/100g
  • 干し椎茸      379.5mg/100g
  • するめ(さきいか) 94.4mg/100g

出典:http://www.tufu.or.jp/pdf/purine_food.pdf
出典:食品中のプリン体含量


するめ(さきいか)以外は、どれも高プリン体食品です。するめ(さきいか)のプリン体含有量が意外と低いのは、身の部分だけを使っているからでしょう。するめ(さきいか)は、一袋30g〜50gほどのものなら問題ありません。

しらすもかなりプリン体が高いので、少量なら問題ありませんが、しらす丼のようにたっぷり使う料理は避けましょう。

煮干しと鰹節は、和食の出汁として使われている食材ですので、そのまま食べることは多くありません。原料のいわしと鰹自体が高プリン体食品なのですが、それを干すことで水分が抜け、100gあたりのプリン体含有量が高くなっています。

煮干し・しらす・鰹節・するめ・干し椎茸等の干物のプリン体

データから計算すると、魚介類を干物にした場合、生のときに比べてプリン体含有量が増えています。けれども、出汁として使う場合には、一食分のプリン体含有量は少なくなります。例えば、味噌汁の出汁に使う鰹節は1人分にするとだいたい5gほどなので、その鰹節からプリン体が全部溶け出したとしても味噌汁のプリン体は25mg弱です。同様に考えると、煮干し出汁のプリン体は50㎎ほどになります。

また、干し椎茸は出汁としても使いますが、水で戻して煮物に使われることも多い食材です。戻した後のプリン体は100gあたり77.7㎎ですが、通常は一度に多量に食べることは少ない食材ですので、過剰に心配する必要はありません。

プリン体は水に溶けやすい

プリン体は水に溶けやすい性質があります。そのため、プリン体の多い食べ物は煮ることでプリン体を煮汁に溶かし、プリン体含有量を減らすことができます。この時、煮汁にはプリン体が溶け出しているため、煮汁は飲みきらずに残すようにしましょう。

例えば、鍋料理は、具だけ食べていればプリン体を減らすことができますが、最後に残った煮汁をおじやにすると、具から溶け出した大量のプリン体を一緒に食べてしまうことになるので、締めのおじやを我慢するだけでもプリン体の摂取量を大きく減らすことができます。