納豆のプリン体 | 納豆は痛風・尿酸値が高い人には良くない?

納豆のプリン体 | 納豆は痛風・尿酸値が高い人には良くない?

納豆のプリン体 | 納豆は痛風・尿酸値が高い人には良くない?

免疫力の強化や美肌効果、腸内環境を整えダイエットにも有効と、健康食品として有名な納豆。しかし、「プリン体が多く、痛風には良くない」という噂を耳にした事がある方は多いと思います。

果たしてそれは本当なのでしょうか? 今回は、納豆のプリン体と痛風への影響についてご紹介します。

納豆に含まれるプリン体

納豆100gあたりのプリン体含有量は113.9mgとされています。これを「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」に定められる、食品中のプリン体の含有量の基準値で見ていきましょう。

200~300mgだと「多い」、50~100mgだと「少ない」とされているため、納豆は少し多い程度で決して多いとはいえない数値です。また、納豆1パックは、40~50g程度ですので、1パックあたり45~56㎎しか含んでいません。

プリン体が少ない食品との比較

実際に、プリン体が少ないとされている食品と比較して、納豆のプリン体含有量は多いのかをチェックしておきましょう。

例えば、プリン体が少ないとされている豚肉のバラで75.8㎎。牛肉の肩ロースでも90.2㎎含んでいるので、それに比べて100g当たりで考えると、確かに多く含んでいるといえます。

納豆のプリン体と痛風

ただ、1パックあたりは45~56㎎です。朝食と夕食に食べたとしても90~112㎎です。最近の小ぶりの丸いタイプは25g程度ですので、28.47㎎となります。

100g辺りという数値で見ると少し多めというのは間違いありませんが、通常食べる量で考えると、プリン体量はそれほど多くはないといえるでしょう。

納豆には痛風を抑制する効果も

納豆は健康食品といわれますが、そこに含まれる栄養素は痛風を予防するために有効な面も持っています。

一つは「葉酸」です。納豆100gあたり葉酸120μg程含んでいます。葉酸は、尿酸を作り出す元となるキサンチンオキシダーゼという酵素の働きを弱める効果があり、尿酸値の抑制に有効とされます。

納豆は尿酸値を下げる効果も

また、食品はそれに含まれるミネラルが酸性かアルカリ性かによって、酸性食品とアルカリ性食品に区別されます。納豆はアルカリ性食品に分類されるため、尿をアルカリ化する働きがあります。痛風の原因となる尿酸はアルカリ性に溶けやすいとされており、尿酸が尿と一緒に体外に排出されやすくなるのです。

「納豆=痛風に良くない」は間違い

これまでの情報をまとめると、結論として「納豆は特別に痛風に良くないと言うのは間違い」ということです。

プリン体が少ない食品に比べると、ややプリン体の含有量は多いですが、食べ過ぎなければ問題はありません。

また、納豆のような植物性のたんぱく質は「過剰に摂取しなければ、痛風のリスクを高めない」という米国の研究結果などもあります。

「葉酸」が持つ尿酸生成の抑制力や、尿をアルカリ性にし尿酸を排出しやすくする効果を考えると、食事制限中のタンパク源として、むしろ適度に取り入れたい食品といえるでしょう。