尿酸値を下げるにはクエン酸が効果的?酢、梅干し等で痛風予防

尿酸値を下げるにはクエン酸が効果的?酢、梅干し等で痛風予防

尿酸値を下げるにはクエン酸が効果的?酢、梅干し等で痛風予防

血液中の尿酸値が7.0mg/dl以上の値になると、高尿酸血症と診断されます。尿酸値が高い状態を放置すると、激痛で有名な痛風発作の他、尿路結石や腎臓病などの病気につながるため、しっかりと対策に取り組んでいく必要があります。

今回は、痛風等の予防の観点から、酢や梅干し等に含まれる「クエン酸」の尿酸値を下げる効果についてまとめます。

尿をアルカリ化する

尿酸値を下げるためには、食事制限アルコールの摂取量の抑制適度な運動といった対策が主ですが、ここでは、「尿をアルカリ化することで尿酸値を下げる」ことについて考えてみましょう。

私たちの尿は、中性より少し酸性に傾いた弱酸性です。尿酸は、尿の酸性度が高いと熔けにくく、アルカリ性に近いほど熔けやすいという性質があります。尿をアルカリ化すると、より多くの尿酸が尿に溶けて体外へ排出しやすくなるため、尿酸値を下げる効果があります。

また、痛風患者の約20%が尿路結石を併発しています。この要因の一つとして、痛風患者の尿が健康な人よりも酸性に傾いている場合が多く、尿酸が結晶化しやすいことがあげられます。そのため、尿をアルカリ性に近づけ尿酸の結晶化を防ぐことが、尿路結石の予防に有効な方法になります。

ただし、過度のアルカリ性になるとカルシウム結石等の別の問題が発生する原因となるため、目標とするpHは6.0〜7.0の間に設定します。

尿のアルカリ化で尿酸値を下げる方法

尿のアルカリ化には「クエン酸」

尿の酸性度は、食事内容や飲酒量等によって左右されます。肉などの動物性タンパク質や、アルコールを多量に摂ると、尿の酸性度が高くなるため多量の摂取は控えるべきです。反対に、野菜やきのこ、海藻などは尿をアルカリ化する効果があるので、積極的に摂るようにします。

そして、クエン酸です。クエン酸はレモンや梅干し等に含まれる「酸っぱい」と感じる成分のことです。クエン酸はそのままだと強い酸性ですが、体内で吸収されるとアルカリ性に変わり、尿のアルカリ化に効果的です。

クエン酸が多く含まれている代表的な食品は、レモン、酢、グレープフルーツ、梅干し、キウイなどです。これらの食品を積極的に摂ることで尿のアルカリ化が促されます。ただし、食べ過ぎは糖分や塩分の過剰摂取につながりますので、適量を心がけるようにしましょう。

尿のアルカリ化に効果的なクエン酸

酢はクエン酸よりも酢酸が主なものですが、たいへん健康効果の高い食品です。特に黒酢にはポリフェノールも含まれており、抗酸化作用によって生活習慣病全般に予防効果があるためおすすめです。サプリメントで摂取する方法もあります。

三黒の美酢

クエン酸の摂り方

クエン酸のみを単体で摂取しても効果はありませんので注意が必要です。クエン酸はナトリウムやカリウムと一緒になって初めて効果が現れます。痛風患者が良く服用するウラリットという薬には、クエン酸ナトリウムとクエン酸カリウムが配合されています。

薬局で販売しているようなクエン酸を使用する場合には、ただ水に溶かすのではなく、ナトリウムやカリウムが配合されているスポーツドリンクに溶かして飲むことをお勧めします。スポーツドリンクも、そのままだと糖分が多いので、2倍ほどに薄めて飲むと良いでしょう。

まとめ

今回は、酢や梅干し等に多く含まれる「クエン酸」の尿酸値を下げる効果についてご紹介しました。

尿をアルカリ化することで尿酸値を下げることができ、痛風発作や尿路結石の予防になります。健康的に尿をアルカリ化するためには、普段の食事において海藻や野菜を積極的に摂取することがおすすめですが、なかなか継続が難しい人も多いと思います。そのような場合には、クエン酸をスポーツドリンクに溶かして飲むなどすると、手軽に尿のアルカリ化に取り組むことができます。