高尿酸血症とは | 血清尿酸値と痛風・生活習慣病との関係

高尿酸血症とは | 血清尿酸値と痛風・生活習慣病との関係

高尿酸血症とは | 血清尿酸値と痛風・生活習慣病との関係

痛風の原因となる「高尿酸血症」とは、具体的にどのような状態のことをいうのでしょうか?

今回は、高尿酸血症の基準と、痛風や関連する生活習慣病について説明します。

高尿酸血症とは

高尿酸血症と診断される基準となるのが「血清尿酸値」の値です。血清尿酸値とは血液中に存在する尿酸の値の事を指し、血液検査で調べることができます。

高尿酸血症とは、この血清尿酸値が基準値よりも高い状態です。数値でいうと7.0㎎/dlを超えた状態のことを指します。

高尿酸血症と痛風の関係

高尿酸血症の人は痛風予備軍といわれ、激痛を伴う急性関節炎「痛風」にかかりやすい状態になっています。

何も症状がない状態(無症状性高尿酸血症)の場合も、安心してはいけません。血液中の尿酸が多い状態が長期間続くと、尿酸が関節部分に結晶化して沈着し、痛風が進行していきます。

尿酸値が高い場合には、生活習慣を見直し、早めの予防対策をとることが大切です。

高尿酸血症にかかる割合

高尿酸血症は生活習慣病のひとつです。食生活が豊かになった現代では年々増加傾向にあり、患者数は500万人以上にも上るといわれています。

また、この高尿酸血症にかかる人の年齢の比率をみると、最も多いのが30代、続いて40代、20代です。

血清尿酸値が高い高尿酸血症にかかる割合


男女比でみると圧倒的に男性のかかる割合が高く、その比率は最も多い30代で男性10に対して女性1という大きな開きがあります。これは、エストロゲンなどの女性ホルモンに尿酸値を抑制する効果があるためです。

高尿酸血症のタイプ

高尿酸血症は次の3つのタイプに分かれます。

1.尿酸排泄低下型

尿酸排泄低下型では、身体の中で作られる尿酸の量は多いわけではありません。しかし、腎臓の機能が低下することにより、尿から十分に排出されない状態です。このタイプは高尿酸血症のうち約6割を占めます

2.尿酸産生過剰型

「尿酸排泄低下型」とは逆のタイプで、身体の中で作られる尿酸の量が過剰となり、腎臓で処理しきれない状態です。このタイプは高尿酸血症のうち1割を占めています。

3.混合型

上記2つの特徴を併せ持った状態です。身体の中で作られる尿酸も多く、かつ腎臓で処理された後の排泄量も減少している状態で、このタイプは3割を占めます。

高尿酸血症と併発やすい病気

高尿酸血症の患者の多くが、他の生活習慣病を併発しています。その根底となる原因としては内臓脂肪型肥満が挙げられ、高血圧、高脂血症、動脈硬化、進行すれば心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる病気を発症することもあります。

高尿酸血症と併発しやすい生活習慣病とは

痛風に関連する病気としては、痛風結節、腎障害、尿路結石などが挙げられます。血中の尿酸の量が多い状態が続くと、結晶化された尿酸が腎臓に蓄積し、腎臓機能の低下(痛風腎)や、尿路結石を引き起こすことがあります。

まとめ

高尿酸血症と診断されても、明確な症状が出ないうちはそのうち尿酸値も下がるだろうと軽視し、放置してしまう人もいます。

しかし、進行すると痛風や上述した様々な病気を併発する危険性がありますので、生活習慣や食事の改善などを日々心がけ、早期に対策をとるようにしていきましょう。