尿酸値を下げるのにコーヒーが効く?痛風・高尿酸血症への効果

尿酸値を下げるのにコーヒーが効く?痛風・高尿酸血症への効果

尿酸値を下げるのにコーヒーが効く?痛風・高尿酸血症への効果

「尿酸値を下げるのにコーヒーが効く」という、コーヒー党にとっては嬉しい説があります。ところが一方、コーヒーはあまりお勧めできないという説もあり、どちらが本当なのか釈然としません。

ここでは、コーヒーの痛風・高尿酸血症への効果について考えてみましょう。

コーヒーの作用

コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用交感神経を刺激する作用があります。

普通に考えると、利尿作用は尿酸の排出にプラスに働くものの、交感神経が活発になると尿酸の生成が活発になるため、高尿酸血症患者にとってはNGです。

尿酸値を下げるのに効くコーヒーの効果

有名な医学雑誌であるNEJM誌(2012年5月号)において、「コーヒーをよく飲む人は、男女ともに心臓や呼吸器、感染症や糖尿病など生活習慣病全般の改善により、死亡リスクが低まる」という報告が取り上げられています。

これはコーヒーの利尿作用によるデトックス効果、交感神経刺激作用による代謝の活性化と免疫力の増強、さらに、近年注目されてきているクロロゲン酸というポリフェノールの抗酸化作用が理由ではないかといわれています。

このような効果が痛風や高尿酸血症と関連深い「メタボリックシンドローム」の改善に繋がり、間接的に尿酸値に効く作用は確かにあるようです。

尿酸値を下げる水分の摂り方

尿酸値を下げるためには、プリン体に気をつけて食事をする、アルコールを控える、適度な運動をするなど、いくつかの定石がありますが、その中に、水分を多く摂取して排尿による尿酸の排出量を増やすという方法があります。

痛風予防には水分補給が大切 | 水を飲むことが尿酸値を下げる理由
痛風予防には水分補給が大切 | 水を飲むことが尿酸値を下げる理由
痛風予防には水分補給が大切 | 水を飲むことが尿酸値を下げる理由 痛風の予防には、食事・生活習慣の改善、アルコール類の制限、運動の実践などが推奨されて...


一般に成人は、1日に0.8L〜1.2Lの尿を排泄します。高尿酸血症患者はそれよりも多くの尿を排泄するために、1日2Lの水分補給を心がけるとよいとされています。

緑茶やウーロン茶が痛風に良い飲み物としてよく紹介されますが、それは軽い利尿作用があるので尿の排出を促しながら水分補給ができるためです。

尿酸値を下げる水分の摂り方

尿酸値を下げるコーヒーの飲み方

コーヒーはカフェインの含有量が多いので、もし2Lものコーヒーを毎日飲み続けていたら体に良くありません。尿酸値を下げるためにコーヒーを飲む場合は、利尿作用による体内の水分量の減少を防ぐため、薄めにして飲む、あるいは、合間に水を飲みながら飲むなどの工夫が必要です。コーヒーは1日3杯程度(一杯250〜300ml)までが健康に良い目安とされています。

なお、牛乳はプリン体が極めて少ないアルカリ性食品ですので、痛風に良い飲み物といえます。アメリカの疫学調査で、乳製品が痛風に効くという報告があります。高タンパクでカルシウムも豊富なので、1日200mlの摂取が勧められています。コーヒーを飲む際にも、脂肪分の多いクリームではなく牛乳で薄め、カフェオレとして飲むと良いでしょう。

まとめ

今回は、コーヒーの尿酸値を下げる効果についてご紹介しました。

無糖のコーヒー(250〜300ml)に牛乳(できれば低脂肪乳)70〜100mlを加えたカフェオレなどが、理想的なコーヒーの飲み方といえます。3杯で960〜1200mlになりますので、残りの水分を水や緑茶などで補うとよいでしょう。

コーヒーの持つ有効成分を適切に活用して、痛風・高尿酸血症の改善に役立てていきましょう。