カツオ・鯖・マグロ・さんま・鮭・いわしのプリン体 | 魚介類と痛風

カツオ・鯖・マグロ・さんま・鮭・いわしのプリン体 | 魚介類と痛風

カツオ・鯖・マグロ・さんま・鮭・いわしのプリン体 | 魚介類と痛風

痛風患者や尿酸値が高い人には特に気になる「プリン体」。プリン体は、レバーなどの内臓類に多く含まれていることが知られていますが、魚介類ではどうでしょうか?

今回は、カツオ、鯖(サバ)、マグロ、さんま、鮭、いわしなどの魚介類に含まれるプリン体について解説します。

痛風とプリン体

プリン体とは、動植物を形作る細胞の核に含まれている物質です。そのプリン体が分解してできる老廃物が、痛風の原因となる「尿酸」です。

一昔前は、痛風患者はプリン体が多く含まれている食品をできるだけ少なくするように指導され、味気ない食事を摂っていました。プリン体は旨み成分と重なるため、プリン体の多い食べ物を極度に避けると味気ないものになってしまうのです。

けれども研究が進み、現在ではむしろカロリーの過剰摂取を防ぐことに重点が置かれるようになり、プリン体については以前ほど厳しく指導されることは減ってきました。とはいえ、プリン体の多い食品を毎日大量に食べれば尿酸値が上がる原因になります。痛風・高尿酸血症患者の1日に食事から摂取するプリン体は400mgを超えないようにするということが、一つの目安になっています。

痛風・尿酸値とプリン体

青魚のプリン体

魚介類の中でも、日本の食卓に欠かせない食材が”青魚”です。青魚は背中が青く腹が白いのが特徴で、海面近くを常に回遊するために、体に多量の酸素を取り込みます。酸素が毛細血管を通って体中に行き渡っているので、身の色が赤やピンクで血合いがしっかりしています。

青魚は栄養が豊富で大変美味しい魚ばかりです。近年、青魚には血液をサラサラにするDHAとEPAという不飽和脂肪酸が多く含まれていることが分かり、ますます健康に良い食品として認められるようになっています。長寿で有名なあの“金さん銀さん”が100才を超えてあれほど元気だったのは、毎日青魚を食べていたからではないかといわれています。

健康に良く美味しい青魚ですが、痛風患者にとってはプリン体が気になるところです。身近な青魚のプリン体含有量は以下の通りです。

  • カツオ   211.4mg/100g
  • いわし   210.4 mg/100g
  • マグロ   157.4 mg/100g
  • さんま   154.9 mg/100g
  • 鯖(サバ)  122.1 mg/100g
  • 鮭     119.3 mg/100g

出典:http://www.tufu.or.jp/pdf/purine_food.pdf

※鮭は、身の色は赤いのですが、肉質は白身魚に分類されます。ここでは日常良く食べる魚として、特別に青魚と並べています。

カツオ・鯖・マグロ・さんま・鮭・いわしのプリン体

100g中に200mg以上プリン体を含む「高プリン体食品」に当てはまるのは、カツオいわしです。両方とも出汁として使われている魚だけあって、旨み成分が多いことが関係しているようです。尿酸値が高い人は、いわしは一尾までに抑え、カツオの刺身やたたきは控えめに食べましょう。

その次に多いのがマグロサンマで150mgほどです。サンマといえば、塩焼きです。一尾だと若干多めになりますが、毎日続けて食べなければ大丈夫でしょう。もちろん、内臓は食べないようにします。

鯖と鮭は120mgほどなので、あまり量を気にせずに食べられます。特に脂ののった鯖や鮭はEPAとDHAが豊富に含まれており、健康増進にもおすすめです。

いずれの魚も、煮物や蒸し料理にして食べると、プリン体が煮汁に溶け出すため摂取量を抑えることができます。その場合、煮汁にプリン体が含まれるので、煮汁は飲まないようにしましょう。

まとめ

今回は、カツオ・鯖・マグロ・さんま・鮭・いわし等の魚介類に含まれるプリン体についてご紹介しました。

青魚に含まれるEPAやDHAは人間の体では生成できない栄養素のため積極的に摂取したいところではありますが、魚介類の中でもカツオやいわしは高プリン体食品に分類されます。尿酸値が高い人は、食べ過ぎには注意するようにしましょう。