痛風発作の腫れや痛みの期間 | 症状の進行と再発周期の変化

痛風発作の腫れや痛みの期間 | 症状の進行と再発周期の変化

痛風発作の腫れや痛みの期間 | 症状の進行と再発周期の変化

激しい痛みと腫れで知られる痛風発作は、具体的にどのように始まり、どのような経過を経て進行し、収束するのでしょうか?

今回は、痛風発作の腫れや痛みの期間、再発周期についてまとめます。

発端からピークまで

一般に痛風の痛みは突然始まるといわれていますが、いきなりどうしようもないほどの激痛に襲われるという訳ではありません。大抵の場合、膝や足の関節がシクっと痛む症状から始まり、段々進行して強くなっていきます。

初期症状としては、足の親指の付け根が痛むのが約70%といわれています。その他、足の甲、かかと、くるぶし、足首、膝といった部位を含め、下肢の関節が痛むケースが全体の90%を占めます。肘、手首、手の指など、上肢の関節が痛むケースは10%未満と多くありません。

痛風発作の腫れや痛みの期間

痛風発作が最も起きやすく痛みが激しくなる時間帯は、夜中~明け方です。就寝中は血流が低下して体温が下がり、尿酸が結晶化しやすいためです。

多くの場合、痛風発作の痛みは1〜2日でピークに達し、その後は徐々に治まっていきます。ピーク時には、患部を少し動かしたり何かが触れただけでも酷い痛みを感じます。「トイレに行くために、床を這って30分かかった」などという話もある程です。

痛み以外にも、炎症で患部が赤く腫れて熱を帯びます。応急処置として、腫れた患部を冷やすことで痛みを和らげることができます。また、体温の上昇や悪寒、倦怠感といった全身症状を伴うこともあります。

ピークから収束まで

ピーク時の痛みに苦しむのは丸1日ほどで、その後は徐々に収束していきます。けれども、足の親指の付け根の痛みが治まりかけると、今度は反対の足で痛み始めるなど、たて続けに他の場所で発症するケースもあるようです。その場合は痛む期間が長くなってしまいます。

多くの人が、痛みが完全に治まる前に病院を受診します。痛風発作の最中に尿酸値を下げる薬を服用すると、かえって痛風発作を悪化させることがあるため、発作が治まるまでは、痛み止めとして非ステロイド系消炎鎮痛剤を処方されます。非ステロイド系消炎鎮痛剤が使えない人の場合は、副腎皮質ステロイド薬を使用することもあります。

痛風発作の痛みの期間と症状の進行

痛み止めの薬を服用するとかなり痛みが楽になり、発作の収束を早めます。早い人だと2〜3日、ほとんどは7〜10日で痛みはなくなります。

発作の再発と慢性化

痛風の原因は、血液中の尿酸が基準以上の状態が続く「高尿酸血症」です。 痛みがなくなったからといって尿酸値を下げる治療を行わずにいると、症状は進行し、期間をおいて痛風発作が再発します。数ヶ月周期、一年周期、数年周期など、再発までの期間は人によってさまざまですが、治療を怠っていれば再発周期は短くなっていきます

長い期間、高尿酸血症の治療を行わずにいると、症状が進行して慢性痛風になってしまいます。慢性痛風になると、痛みが続き、腫れていた患部には痛風結節とよばれるコブができてきます。ここまで症状が進行すると、腎不全や尿路結石、高血圧、高脂血症などの合併症も高い割合で現れてきます。

まとめ

今回は、痛風発作の腫れや痛みの期間、症状の進行と再発周期についてご紹介しました。

痛風発作が起きるまでには、長い期間「尿酸値が高い状態」が続いています。中には痛風発作が起きないまま高尿酸血症が進行し、いきなり命に関わる合併症の症状が出てしまう場合もあります。

その意味で痛風発作は、治療が必要なことに気づかれてくれる危険信号ともいえます。もし検診で尿酸値が基準値よりも高く出た場合には、早めに尿酸値を下げるための治療や、生活習慣の改善に取り組むようにしましょう。