高い尿酸値・痛風は遺伝?新婚旅行中に痛風でお尻にでっかい注射

高い尿酸値・痛風は遺伝?新婚旅行中に痛風でお尻にでっかい注射

高い尿酸値・痛風は遺伝?新婚旅行中に痛風でお尻にでっかい注射

 R.Sさん(男性)、30代後半、会社員 

笑っていられるうちが花

当時28歳(約10年前)、私は勤めていた会社が倒産してしまったため、昼夜逆転の生活をしながら、たまに入る中途採用面接に出かける日々でした。

ある夜、突然に感じた左足の親指の付け根付近の激痛で目を覚ますと、朝までベッドの上をのたうち回りながら夜を明かしました。最初はなんだか分からずに、ともかく病院へ行くと尿酸値が11程度あり、「痛風」と診断されました。

帰宅して父親にその旨を告げると「お前もか!俺もお前と同じ歳の夏から痛風なんだ。お前の姉ちゃんと蛍を見に行くときに足を引きずっていったから間違いない!」と満面の笑みで話をしていたことを思い出します。笑っていられるうちが花。ここから私と痛風の付き合いが始まりました。まさかその後、10年以上にもわたり、お付き合いが始まるとは知らずに。

イタリアでお尻にでっかい注射

その後も発作、投薬、発作、投薬を繰り返していましたが、痛風持ちならわかりますよね。日常生活での自覚症状がないため、薬をサボってしまうんです。

そんな生活でしたが、29歳のときにめでたく結婚。新婚旅行でイタリア、パリへ8泊10日の旅にでました。ところが、イタリア=ベネチアに到着するやいなや、痛風発作発症! 足を引きずりながら、何とかベネチアはクリアしましたが、次の観光地であるフィレンツェでついに歩けなくなってしまいました。

泣く泣くツアーコンダクターに現地の医者を呼んでもらい、拙い英語で「今、ハネムーンなんだ、何とか動けるようにして欲しい」と伝えたところ、とんでもなくデカイ注射をお尻に…。あんなに痛い注射は初体験でしたが、あっという間に痛みは消えました。恐ろしい話ですが、何の薬を注射したかは未だに分かりません。帰国後、イタリアから4万円の請求が来ましたが、すぐに観光に出れたので安いものです。

痛風は上へ上へ、鯉の滝登り

さすがに新婚旅行で痛風で半日以上動けず、「ビーナスの誕生」も見られなかったので、帰国後は真面目に薬を飲むようになりました。朝、晩、1錠ずつのザイロリック。

しかし、またまた来ました痛風発作。次は右足首でした。以前、小錦関が膝の痛風に苦しんでいたという話を聞いたことがあり、「俺も鯉の滝登りのように足の指から足首へ、膝へと上がっていくのでは!?」と本気で心配しました。足首に出た発作は、足の指の付け根と違い、かばって歩くことはできません。つまり歩けないんです。会社は休まざるを得ず、上司には失笑され、医者には「どうせ不摂生なんでしょ」と言われ、散々でした。

当時、私は妻の影響でかなり節度ある食生活してたんです。ご飯は玄米、肉は週末だけいう具合で。それを医者から「どうせ不摂生」とか言われて、思わず「ふざけんな」って言ってしまいました。

痛風は今は亡き親父からの贈り物

その後、特に痛風発作に見舞われることなく、薬で尿酸値を抑えていますが、それでも平均で7くらいはある状態が続いています。しかし、長男が4歳になったとき、保険の見直しをしようとしたところ、痛風発作が定期的にあるという理由で希望の保険に入れなかったのです。唯一、1社だけ直近1年間で発作がなければ加入可能という保険があり、無事に保険の見直しができましたが、少し割高になってしまいました。

従来より晩酌をしない私はお酒が痛風の原因ではありません。ストレスはありますが、一般的なレベルだと思います。発症年齢、父親の兄弟も痛風持ちという状況からすると、「遺伝」で間違いないと思います。でも遺伝を恨むつもりはなく、定期的に血液検査を受け、自分の健康に気を遣うようになったのは、父からの何よりの贈り物だと思うのです。