膝が痛いのは痛風かも!?痛風発作の症状の特徴と痛みが起こる場所

膝が痛いのは痛風かも!?痛風発作の症状の特徴と痛みが起こる場所

膝が痛いのは痛風かも!?痛風発作の症状の特徴と痛みが起こる場所

ある日突然、「膝が痛い」と感じるようになったら、皆さんはどのような原因を思い浮かべるでしょうか?

日頃から高カロリーの食事や飲酒、生活習慣の乱れ、尿酸値が高いなどの心当たりがある場合には、その痛みは痛風かもしれません。

今回は、膝の痛みの原因となる痛風発作と、その他の疾患の特徴についてまとめます。

痛風の痛みが起こる場所

痛風といえば「足が痛くなる病気」というイメージがありますが、実際、初期の痛風発作は「足の親指の付け根が痛い」という症状が7割と大半です。

その他の発生箇所としては、かかとや足首、足の甲、アキレス腱、などが多く、膝より下で起こるケースが90%以上を占めます。稀に、手首や手の指、肘などの上肢の関節に起こる場合もありますが、頻度は高くありません。

痛風発作の痛みが起こる場所

痛風発作の特徴

膝が痛い状態になった場合、その原因には様々な疾患が考えられます。原因が痛風かどうかを見極めるために、まずは痛風の特徴について把握しておきましょう。

  • 90%が男性で、20代後半から40代の働き盛りが多い
  • 尿酸値(血液中の尿酸濃度)が高い状態が続くことで発症する
  • 痛風発作が起こる場所は足の親指の付け根が最も多く、膝から下の関節が90%以上を占める
  • 突然激しい痛みが生じ、1〜2日程でピークを迎え、その後徐々に治まっていく
  • 発作が始まるのは、深夜から明け方が最も多い
  • 1度に複数の場所が痛むことは少ない


以上が主な痛風の主な特徴です。その他、肥満や、アルコールに強い人が多いというのも痛風患者の特徴です。上記の項目に当てはまる場合には、痛風を疑ってみる必要があります。

偽痛風とは

痛風に似た症状で、膝が痛い原因となる関節炎として「偽痛風(ぎつうふう)」という疾患があります。

膝が痛い原因となる偽痛風とは

特に、膝の痛みを訴えるケースが多く、半数以上が膝に出ます。その他、手首、足首などの関節にも現れますが、偽痛風は足の親指の付け根にはあまり現れません。複数の場所が同時に痛むこともあります。

偽痛風は、関節の軟骨にピロリン酸カルシウムが付着することが原因とされ、60才以上の男女両方にみられます。特に女性は、閉経後に女性ホルモンが少なくなると痛風にかかる可能性も高まるため、痛風か偽痛風かの自己診断は困難です。

痛風と間違いやすい病気

偽痛風の他にも、痛風と間違いやすい病気はいくつかあります。

関節リウマチ

女性に多い自己免疫疾患です。「複数の関節が同時に痛む」「下肢より上肢に出やすい」「徐々に痛むことが多い」など、痛風と異なる特徴も多いのですが、下肢の関節が突然痛み始めることもあるため、痛風発作と間違われることがあります。

変形性関節症

関節が変形して炎症を起こす病気です。加齢で膝が痛い場合、その多くが変形性関節症です。しかし、以前に痛風を経験したことのある人などは、痛風発作の再発と間違えることがあります。

神経痛

神経痛は、特定の末梢神経が突発的に痛む症状です。針で刺されたような激しい痛みがありますが、痛風のように何日も続くことはありません。発症場所が関節周辺の時に、痛風と間違われることがあります。

自己診断せずに病院へ

「膝が痛い」という症状を持つ病気は様々なものがあり、痛風もその中に含まれます。中には、痛風とよく似た症状の病気の場合も場合もあります。

症状が痛風の特徴に当てはまらないからといって、痛風ではないと決めつけるのも、反対にいくつか痛風の特徴が当てはまるからといって痛風と決めつけることも危険です。

痛風発作の直後は一時的に尿酸値が下がることがあり、医者でも診断に迷う事例があります。症状や問診、血液検査などでもはっきりと診断がつかないこともあります。そのような場合には、患部の関節液を採取して調べるとかなりの確率で診断がつきます。

誤った自己診断によって痛風発作を抑えられなくなったり、痛みが増すようなことになると大変です。膝に激しい痛みを感じた場合には、速やかに病院を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。