偽痛風(ぎつうふう)の症状と原因 | 痛風と似ている病気

偽痛風の症状と原因(痛風と似ている病気)

偽痛風(ぎつうふう)の症状と原因 | 痛風と似ている病気

足の親指の関節が痛いという症状が出ると、痛風の可能性を疑いたくなりますが、同じような症状でも「偽痛風」といわれる別の病気の場合があります。

その場合、食生活の改善など痛風に対する対策を講じたとしても、痛みはなくなりません。今回は、痛風と似ている病気「偽痛風」についてまとめます。

偽痛風の症状

まず、偽痛風の症状についてみていきましょう。

偽痛風にかかると、関節部分が腫れたり熱感を持ち、激しい痛みを感じます。この症状だけを見ると、痛風の症状と似ています。

偽痛風が起こりやすい部位は、大きな関節がある箇所です。例えば、肩の関節、膝の関節、股関節といった部位で、特に多いのが膝関節です。また、足、手、肘などに、痛みが起こることもあります。

痛風は、主に膝より下の関節部分に痛みを発症しますので、そうした部位に症状が出た場合は特に勘違いしやすくなります。

偽痛風にかかりやすい年代と男女比

病気に「かかりやすい年代」や「患者の男女比」についても、偽痛風と痛風には違いがみられます。

痛風は、40~50代の人に好発していますが、最近では若い人でも発症する人は増加してきています。また、特徴として患者は男性がほとんどで、女性は全体の1割程度とされています。

しかし、偽痛風は主に60~80代といった、より高齢の人に多く発症し、性別差はほとんどみられません。

痛みの程度

次に痛みの強さについてですが、痛風は一時発作が起きてしまうと、じっとしていても痛く、歩くことさえままならないほどの激しい痛みを伴います。偽痛風も同様に激しい痛みを伴いますが、痛風よりは軽度な場合が多いようです。また、痛風は一度に一か所しか痛みが出ないケースがほとんどなのに対し、偽痛風は数か所の痛みを同時に感じることがあります。

痛風と似ている偽痛風の症状と原因

発作の状況に関して言うと、どちらの病気も突然強い痛みを引き起こす発作を起こし、日数が経過すると自然と痛みが緩和するという点については同じです。

偽痛風の原因

痛風は、血中の「尿酸」が増える(高尿酸血症)することにより、関節に尿酸結晶が沈着することによって起こります。

一方、偽痛風の痛みの原因は、「ピロリン酸カルシウム結晶」という結晶が身体の関節内部の関節液内に沈澱してしまう事によるものです。

関節内のピロリン酸カルシウム結晶を白血球などが除去しようとする際の反応により、炎症が生じて強い痛みを感じるようになります。

検査での調べ方

痛風であれば、血清尿酸値に高い数値が表れますが、偽痛風ではそれがありません。

また、痛みがある関節部位をⅩ線で検査をすると、偽痛風だと石灰化した状態を見てとることが出来ます。