ビールのプリン体と尿酸値上昇・痛風への影響

ビールのプリン体と尿酸値上昇・痛風への影響

ビールのプリン体と尿酸値上昇・痛風への影響

尿酸値を上げてしまう大きな原因の1つに飲酒があり、中でもビールは要注意の飲み物だとされています。しかし、実際にビールに含まれるプリン体はそれほど多いのでしょうか?

今回は、ビールのプリン体と尿酸値への影響についてまとめます。

アルコール飲料の中ではプリン体が多い

数あるアルコール飲料の中で、ビールはプリン体の含有量が多いといわれます。
まずは100mlあたりに含まれるプリン体の量をみていきましょう。

  • ビール   3.3~6.9㎎
  • ウイスキー 0.1㎎
  • ワイン   0.4㎎
  • ブランデー 0.4㎎
  • 日本酒   1.2㎎
  • 発泡酒   2.8~3.9㎎

参照:http://www.tufu.or.jp/gout/gout4/73.html

メーカーや商品によって差はありますが、他のアルコール飲料に比べると、ビールのプリン体の含有量が多いことが分かります。

ビールのプリン体と痛風・尿酸値への影響

ビール1缶350mlで換算すると、1缶あたり11.55㎎~24.15㎎程度です。また、地ビールなどはより多くプリン体を含んでいる傾向にあります。

ビールはプリン体が多い?

プリン体を多く含む食品の中には、100gあたり300㎎を超える「レバー」や、「白子」といった食品もあり、それらに比べると100mlあたり3.3~6.9㎎という数値は決して高くはありません

一般的に、1日のプリン体の摂取量は400㎎以下に抑えるべきといわれますが、ビールでそれだけ摂取しようとすると、350ml缶を20本前後飲む必要があります。

朝食・昼食と他の食品からもプリン体は摂取される為、それらも含めて考えなければいけませんが、ビール単体では特別悪者にされるほど多くのプリン体を含んではいないのです。

アルコール飲料と尿酸値の関係

飲酒の際、プリン体の他に注意しなければならないのは、アルコール自体に尿酸値を上昇させる働きがある点です。そのため、尿酸値が高い人は医師にお酒を控えるよう言われることがあります。ビールはお酒の中ではプリン体の含有量が多いため、特に悪者扱いされることが多いようです。

また、飲酒の際にもう一つ注意すべき点は、アルコールと一緒にとる「おつまみや食事との相乗効果による尿酸値の上昇」です。お酒の席ではついつい箸が進んでしまいますが、プリン体を多く含むおつまみ類の過剰摂取には気を付けなければいけません。

アルコールによる尿酸値上昇と痛風


例えば焼き鳥のレバー、サキイカなどの干物類、赤身のお刺身など、プリン体が多いものを大量に食べていると、尿酸値上昇のリスクは格段に高まります。

これらは、「ビール」のプリン体というよりも「アルコール飲料」に共通の注意点といえるでしょう。

プリン体ゼロビール

プリン体が多いイメージのビールの消費量が減らないようにと、近年、メーカーは「プリン体ゼロ」、「糖質ゼロ」を謳った商品を発売しており、これなら大丈夫と飲む人増えています。

ただ、上述したように、プリン体ゼロだからといって尿酸値の上昇を完全に抑えられるわけではありません。尿酸値や痛風が心配な方は、極力アルコール飲料自体を控えた方が良いでしょう。

飲んだ後の締めにも要注意

飲んだ後の締めに食べられることが多いラーメンのスープには、たっぷりとプリン体が含まれています。また、一緒に入っているチャーシューの豚もプリン体を多く含んでいます。

飲酒後はラーメンがおいしく感じられ、つい汁まで飲んでしまいがちですが、これは良くない習慣です。スープは全て飲み干さず、残すようにしましょう。

痛風や尿酸値が高い人はビール後のラーメンに注意


ビールだけが悪者というわけではありませんが、アルコール飲料の飲み過ぎや、一緒に食べるおつまみの食べ過ぎには注意が必要です。高尿酸血症や痛風の予防・改善のため、日々の食習慣から見直していくよう心がけていきましょう。