痛風発作の痛みや腫れが起こる場所 | 症状が現れる部位と治療方法

痛風発作の痛みや腫れが起こる場所 | 症状が現れる部位と治療方法

痛風発作の痛みや腫れが起こる場所 | 症状が現れる部位と治療方法

一昔前まで「贅沢病」とも呼ばれていた痛風は、今や患者数が約100万人を超えるほど身近な病気になりました。痛風発作による激しい痛みや腫れの症状は「足の指に起こるもの」というイメージが強いですが、実際は、その他の様々な部位で起こり得ます。

今回は、痛風の症状が現れる場所と治療方法についてまとめます。

痛風発作のメカニズム

痛風発作が起こる根本的な原因は、血液中の尿酸値が高い「高尿酸血症」です。

痛風発作の痛みや腫れが起こるメカニズム

血液中の尿酸値が高まるにつれて尿酸は固まりやすくなり、尿酸塩結晶という個体になって関節に蓄積します。その蓄積した尿酸塩結晶が剥がれ落ちた際に、体が異物として認識して排除しようとするため、強い痛みや腫れの症状が急激に起こります。それが、痛風発作の発生のメカニズムです。

痛風が起こりやすい場所

痛風が起こりやすい場所は、体温が低くなりやすい下肢の関節です。痛風発作の90%以上が下肢の関節で起こるといわれています。

下肢の関節というと膝、足首、足の甲、足の指などですが、その中でも「足の親指の付け根」が最も発症率の高い場所で、全体の7割を占めます。

痛風発作の痛みや腫れが起こる場所

膝や足首で発症すると、痛みでまともに立つこともできなくなってしまいます。足の指の付け根や足の甲で発症した場合には、足の付き方を工夫することで一応歩くことはできますが、痛みをこらえながら、いつもの数倍もの時間をかけて移動しなければなりません。痛みと腫れで靴が履けないため、スリッパで出社したという方もいます。

また、全体の10%未満ですが、肘、手首、手の指の関節で痛風発作が起こることもあります。上半身で起こるケースはあまり多くないことから、他の関節炎と勘違いしやすいため注意が必要です。

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また、痛風発作は通常一つの部位で起こりますが、症状が進行すると、複数の部位で起こったり、一度の発作で二箇所以上が痛む場合もあります。

一般的な痛風の治療方法

痛風の治療方法には大きく分けて2種類あります。

まず、痛風発作による生活の質の低下を防ぐための、「痛みと腫れを抑える薬物治療」です。もう一つは、痛風発作が収まった後、無症状の時に行う「尿酸値を下げる治療」です。

痛風発作の痛みや腫れの治療方法

尿酸値が下がると、関節に蓄積していた尿酸塩結晶も血液中にゆっくりと溶け出すため、痛風発作のリスクも低下します。尿酸値を下げるにはいくつか方法がありますが、尿酸値が9.0以上あるような場合には薬物治療を行うケースが多くなります。

併せて、アルコールを控える、プリン体の多い食品を食べ過ぎない、適度な運動をするなど、普段の生活習慣を改善するよう医師から指導されます。

まとめ

今回は、痛風発作の痛みや腫れが起こる場所と、一般的な治療方法についてご紹介しました。

痛風が発症する部位は、足の親指の付け根が最も多く、その他、足首、膝といった下肢の関節を中心に症状が現れます。稀に肘や手首といった上半身に症状がみられることもあるため、他の関節炎と勘違いしないよう注意する必要があります。

治療においては、痛風発作が起こらない無症状の時期は対策を怠ってしまいがちですが、中断すると悪化してより深刻な状態になってしまうこともありますので、医師の指示に従ってしっかりと継続していくようにしましょう。