足の親指の付け根が痛い・腫れる!痛風の症状と原因・治療方法

足の親指の付け根が痛い・腫れる!痛風の症状と原因・治療方法

足の親指の付け根が痛い・腫れる!痛風の症状と原因・治療方法

痛風は、風が吹いても痛いことからその名がついたといわれるほど、激痛で有名な病気です。

ある日突然、「足の親指の付け根が痛い」「足首が腫れて痛い」などの症状にみまわれて、大変な思いをするのが痛風発作です。その痛みは骨折の痛みを上回るとさえいいます。

痛風の症状が出る箇所

痛風の最初の発作は、足の親指の付け根が痛いという症状が70%を占めます

それ以外にも、かかと・足首・足の甲・くるぶしや、といった場所に症状が出ることもあり、痛風発作全体の90%以上が下肢の関節で発症します。

また、全体の10%未満にすぎませんが、手首・手の指・ひじといった、上肢に症状が現れることもあります。関節リウマチなどと異なり、一度に痛むのはほとんどの場合一箇所です。

足の親指の付け根が痛い・その他の痛風の症状

痛風発作の経過

痛風の痛みが始まるのは、主に夜中から明け方です。これは、就寝中は血液循環が悪くなることや、体温が低くなることで、尿酸の結晶化が促進されやすいからだと考えられています。一般に、最初に痛いと感じてから24時間以内に痛みのピークを迎え、1、2週間かけて消えていきます。

痛みと同時に、その箇所が腫れるというのも痛風の症状です。急に足の親指の付け根が痛い・腫れるということで、初めはねんざや骨折ではないかと考えて整形外科を受診する痛風患者も多いようです。

痛風発作が治まった後は何事もなかったかのように痛みは引きますが、治療を行わずに放置していると、半年~一年後に再発するケースが大半です。また、症状が進行するにつれて痛風発作の周期は徐々に短くなっていきますので、しっかりと治療に取り組み、痛風の根本的な原因を解消していくことが大切です。

痛風発作が起こる仕組み

痛風の直接の原因は、関節内に蓄積した尿酸塩結晶が何らかのきっかけで剥がれ落ちた時に、免疫細胞の白血球がそれを異物と認識して攻撃することです。

白血球が異物を排除するために放出するサイトカインやタンパク質分解酵素などの生理活性物質が血管を広げ、炎症反応を起こすことで激しい痛みが生じます。このような炎症反応が短時間に連鎖的に起こるために、極めて激しい痛みが急に現れるのが痛風発作の特徴です。

痛風発作が起こる仕組み

痛風の原因

痛風発作の原因となる尿酸塩結晶が蓄積する背景には、血液中の尿酸濃度が高い状態(高尿酸血症)があります。尿酸とは、体の細胞に含まれるプリン体が分解してできる老廃物です。尿酸は体にとって不可欠な物質であり、一定範囲の量が保たれていなければなりません。

通常、余分な尿酸は血液で腎臓に運ばれ、尿となって排泄されるか、腸管から便に混じって排泄されます。尿酸が排出される量よりも、生成される量の方が多くなった場合、血液中の尿酸濃度(尿酸値)が高くなります。

定期検診の血液検査には、たいてい尿酸値の項目があり、それが7.0mg/dlを超えると高尿酸血症とみなされます。その時はほとんどが無症状なのでついつい放置してしまい、数年後に痛風発作で苦しむという人が後を絶ちません。痛風患者の数は一貫して増え続けており、現在では推定100万人を超えています。

早期の取り組みが鍵

今回は、「足の親指の付け根が痛い・腫れる」といった症状に代表される痛風の症状と原因・治療方法についてご紹介しました。

痛風発作が出る時は尿酸値が非常に高くなっていることが多いため、主な治療方法は、尿酸値を下げる薬を飲みながら、生活習慣の改善を行うことになります。

けれども、尿酸値がそれほど高くない段階ならば、薬を使わずに生活習慣の改善に取り組むことで尿酸値を下げ、痛風や合併症を未然に防ぐことが可能です。

血液検査で尿酸値が高いと指摘されたら、1日でも早く生活習慣の改善に取り組み、痛風発作の予防に取り組むようにしましょう。