アルカリ性食品が痛風予防に良い?尿酸値を下げる食べ物の効果

アルカリ性食品が痛風予防に良い?尿酸値を下げる食べ物の効果

アルカリ性食品が痛風予防に良い?尿酸値を下げる食べ物の効果

誰もが美味しいものを食べられるようになった現代、日本では2013年に痛風患者が100万人を超え、痛風予備軍といわれる高尿酸血症の人は1000万人にのぼるといわれています。

痛風発作の予防には、尿酸値を下げなければなりません。尿酸値を下げるためには、プリン体の多い食品を控える、アルコールを控える、適度な運動をするといった生活習慣の見直しが中心になりますが、アルカリ性食品の摂取も痛風に良い効果があることをご存知でしょうか?

今回は、アルカリ性食品の尿酸値を下げる効果と、痛風予防に良い食べ物についてまとめます。

尿のアルカリ化

尿酸は、細胞の核に含まれるプリン体が代謝されたあとにできる廃棄物です。廃棄物とはいっても、強い抗酸化作用があり、常に一定量が人体になければならない重要な成分です。

しかし、血液中の尿酸が過剰に増えていくと、結晶化して痛風発作尿路結石といった激痛を伴う疾患を引き起こします。

尿のアルカリ化による尿酸値を下げる効果

血液を巡った尿酸は腎臓を通って尿として排出されますが、尿が酸性になると尿酸は熔けにくくなり、反対にアルカリ性に近いほど熔けやすくなるという性質があります。そのため、尿が酸性に傾いていると排出される尿酸が少なくなり、尿酸値が高まる原因となります。

健康な人の尿は、pHが5.0〜8.0の間で変化しており、中性よりは少し酸性に傾いています。しかし、高尿酸血症の人の尿は酸性に傾いていることが多いため、尿酸が溶けにくい状態といえます。そのため、尿をアルカリ性に近づけて尿酸の排出をスムーズにすることが、尿酸値を下げる効果的な対策といえます。

アルカリ性食品とは

尿のpHは、食べた物によって影響されるためコントロールができます。そこで、高尿酸血症の人は、痛風に良いアルカリ性食品を積極的に摂取し、尿をアルカリ性に近づけて尿酸値を下げるよう指導を受けます。

尿をアルカリ化する代表的な食べ物は、海藻類や野菜類、果物、きのこ類です。ビタミンやミネラルも多く、低カロリーで沢山食べても安心という、まさに痛風に良い食べ物といえます。

特に、ワカメやひじきなどの海藻類はアルカリ度が高く、食物繊維も豊富です。クエン酸を含む食品もアルカリ度が高いので、ワカメの酢の物などは尿酸値を下げる上ではおすすめの食べ物です。


ただし、尿のアルカリ度が高くなりすぎると、カルシウム結石など別のリスクが出てきますので、尿のpHは6.0〜7.0程度に納めることを目安として下さい。

まとめ

今回は、アルカリ性食品の尿酸値を下げる効果と、痛風予防に良い食べ物についてご紹介しました。

高尿酸血症になるのは、大部分が30代〜40代の働き盛りの男性で、ビール等の多量のお酒を飲みながら、おつまみに干物や焼き鳥などを食べることを楽しみにしているというのが典型的な例です。

尿酸値が高い場合には、アルコール飲料や高プリン食品を控え、アルカリ性食品を積極的に摂るような食習慣に変えていくことが大切です。同時に、適度な運動や生活習慣の改善を心がけ、痛風や合併症の予防に取り組んでいくようにしましょう。